松本オープンガーデンの家、両島・丸山勝子さんの庭にて...
バラを中心にさまざまな一年草や宿根草、樹木
20年、30年、想いをめぐらす手造りの庭

                                       (08.08)    
                                                                                    

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・松本平や安曇野の地元ローカル紙「市民タイムス」に5月末に載った庭見学で災害地への支援の「オープンガーデンチャリティ」開催や庭園紹介の記事を見て、一度訪ねて見たい思っていた両島の丸山勝子さんの家の庭。やっと訪問したのは8月も上旬。 門を入ってすぐもうなにかステキな雰囲気である。赤いレンガの門柱と敷石・白樺、それらエクステリアと花々・緑り、「オープンガーデンの家」のガイド板も見える。手前左、奥左の2軒の家沿い南北に細長く約500平方メートルの庭が囲んでいる。
・「夏は花も少なく、庭を見ていただくには一番、悪い季節なんですね。」といいながらも、庭園の主の丸山勝子さんは気軽に内部を案内して下さった。中央に見える白いペンキのフェンス、また庭にあるテーブルやイスなど木工もほとんど手造りという。 ・ツルバラのアーチ、庭の見頃はバラが咲き競う5月〜6月。さぞ美しく、このアーチの下をくぐり、庭をそぞろ歩きするのも楽しかろうと思う。先のチャリティの際は延べ200人ほどの来園者がこのバラと庭を楽しみ盛況だったとか。また、中央の雑誌や新聞で紹介されることもしばしば。
・緑りの翳りと花の色のコントラストが実にいい。庭にある花木、樹木として、モクレン、シダレザクラ、ブットレア、コデマリ、アジサイ、シュロ、ナツメ、シャラ、ハナミズキ、バラ、イチョウ、ウメと多種多様。 ・多年草は、ジキタリス、ベンステモン、ブルンネラ、ブルモナリア、トケイソウ、クレマチス、ラムズイヤー、カラー、チェリーセイジ、サントリナ、ラベンダー、アキレア、エキナセア、ヒューケア、スカピオサ、サワキキョウ、フラックス、ラミュームなどと、これも実にさまざま。
・庭の花木、一年草としては、ビオラ、ノースボール、バーベナ、マーガレット、サフィニア、ムギナデシコ、インパチェンス、ニゲラなど。かわいいエンジェルなどの石像がところどころに効果的に置かれ変化をつけ、来園者を楽しませる。 ・「もうかれこれ20年、30年と、花、木の生育や回りの環境に合わせ、花壇の形や通路・造作を変えて、毎年手直しを重ねてきました、どのように変えるかと、思いをいろいろめぐらすのも楽しみですね。」
・訪れた時は夏真っ最中で、確かに花は少なかったが緑濃い庭園の中は、暑い日差しの中でも木陰でゆっくり涼むことができる。それが実に気持ちよく、ずうっと留まっていたい感じだった。丸山勝子さん宅、松本市両島11−16、рO263−26−8537 ・日よけのエクステリアを前に丸山勝子さん、ガーデニングを通じて友好の輪が広がるのがなによりうれしいとも。松本のオープンガーデンは2004年(平成16年度)から松本市の主導で始まったが、丸山さん自らもこの事業に参加する庭園の持ち主の勧誘拡大に努めているという。


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