信濃路温泉ぶらり!                        
  藤村が千曲川スケッチで紹介、由緒あるたたずまい、山あいの鄙びたいで湯
  映画「卓球温泉」の舞台にもなった田沢温泉・ますや旅館         
                 (信濃国・東信)(02・02)
  

・白壁の土蔵、石畳の坂道、上田市の西方14キロほどにある田沢温泉。歴史の長いいで湯だが、旅館は6件の小さな温泉。右側に明治時代建築というますや旅館の格式ある木造三階建ての高楼が見える。冬の曇り空で写真の発色が悪い。 ・ますや旅館の入口から玄関。その前に立つと巨大な三つの木造建築に驚かされる。まさに高楼という感じ。田沢温泉は標高700メートル、遠くたなびく浅間の噴煙も望まれる。100年以上前、若き藤村もこの玄関を出入りし、石畳を散策したのだろう。
・映画「卓球温泉」の蓬莱屋のワンカットにもなった玄関。道路から桜井センリ演ずる亀屋の大旦那が入ってきて、客の松坂慶子演ずる園子が応対する。 ・鉄道省御指定旅館というなんとも時代もののステッカーが。とにかく家具調度など古いものがここにはいっぱい。明治時代のこの旅館の建築時の写真も。
・女子浴室。湯量豊富で常に湯船からあふれ出ている。田沢温泉は有乳湯(うちゆ)といわれ、昔から子宝に恵まれる湯として名高い。単純硫黄泉泉41度、高血圧・神経痛・皮膚病・慢性リューマチに効能。
・女子露天風呂。湯はぬるめだが実に湯あたりがいい。いつまでも入っていたい。湯にひたりのんびりと山あいの鄙びた田舎の空気をいっぱい吸って、身もこころもリフレッシュ!
・男子露天風呂。昔懐かしい茅張り(?)の囲いの外の竹林から渡ってくる風もやさしい。 ・かわいい家族風呂が二つある。温泉は無色透明、アルカリ性、肌にやわらかい湯だ。
・映画「卓球温泉」にも登場した卓球室。かなり時代ものの卓球台(左側)があった。「卓球温泉」のポスターが壁に何枚か張ってあった。ここもにぎわった時代が...。ちょっとピンボケの1枚。 ・藤村の間、まだ無名時代の明治32年8月ここに宿泊、藤村が使った机、茶箪笥などが残されている。この高楼からの眺望が気に入ったようだ。

*田沢温泉・ますや旅館:長野県青木村田沢温泉・0268-49-2001(fax:49-2018): http://www.ne.jp/asahi/yuka/onsen/nagano/tazawa.html
   映画「卓球温泉」をヤフーで検索してみました
   http://www.city.ueda.nagano.jp/t-spa/t%20onsen.html
   http://www.sankei.co.jp/mov/int/98/0511kmatsuzaka.html

 

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