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クラシック炉辺夜話 2006/08/15(毎月1・15日発行)
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クラシックの作曲家や作品のエピソードを中心に読みものとしても
楽しめるポピュラーな話題をお送りしています
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大作曲家に作曲の指導を受けたら...
「クラシック音楽歳時記」(千蔵八郎著・春秋社)という本の中に、古今の
大作曲家に作曲のレッスンを受けたら、どういうことになるか、その作曲家の
人となりから推定した記述が載っていたが、これが実に面白いので、紹介して
みよう。
モーツアルトのところに、自分で作曲した作品を持っていったら、「こうす
ればいいよ」と、ごく無造作に直してくれたものの、後で良く見直してみたら
それはすなわちモーツアルトの作品そのものになっていて、もとの姿はかけら
も感じられないものになっていた...、ということになりかねないのではと
推定している。
ベートーベンは、「ここは、こう直した方がいいよ、なぜならこういうこと
になるといけないからね」と懇切丁寧に説明しながら添削をしてくれた上で、
あくまで本人の次元で作品を手直ししてくれるのではないか、ベートーベンの
曲を弾いていたりすると、なんとなくそんな感じがしてくるという。
ショパン先生は、「あなたの作品は音楽的ではありませんね」というだけで
冷たい限り。
シューマン先生は、「君もなかなかいいものを持っているね」ほめてくれる
ので喜んでいると、なんということはない先生の流儀に合わせて直されるだけ。
ベルリオーズからは、これはオーケストラの曲に向かないねと突っぱねられ、
またワーグナーの場合は、レッスンそっちのけで、彼の理想とその実現への論
理の展開を長々聞かされるはめになるだろうと、想像している。
リストは、楽譜を見てさっと名演奏を聴かせてくれるだろうが、しかしそれ
はリスト流に大アレンジされて...。
大作曲家はたいがい、ピアノや作曲の弟子を持っていた。実際はどんな教え
方をしたのだろう。ベートーベンなど、弟子は若い貴族の女性が多く、しばし
ば彼の恋愛の対象になったことは、良くしられたことである。
UNCLE TELL
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