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アンクルのクラシック夜話53 2001/07/27(毎週金曜日発行)
uncletell@lycos.ne.jp
クラシックの音楽家や作品のエピソードを中心に読みものとしても
ポピュラーな話題をお送りします
http://park.millto.net/~uncletell/clap.htm
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お・知・ら・せ
いつも「アンクルのクラシック夜話」をお読みいただき、ありがとうござい
ます。おかげさまで発刊以来52週(すなわち1年)を迎えました。これを機
に、また別のメールマガジンを発刊予定していることもあり、「アンクルのク
ラシック夜話」は、隔週(月2回)発行に変更を予定していますので、よろし
くお願いいたします。
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20年ぶり、バルトークのカルテット
ふと立ち寄ったCDショップで、2枚組2,900円という値段にも魅せら
れてバルトークの弦楽四重奏曲のCDを買った。フィリップス版、チェコはノ
ヴァーク弦楽四重奏団の演奏、2枚の中に第1番から6番までの全6曲157
分が入っている。
この曲を買うのは実に20何年ぶり。今持っているのはCBS・SONY版
ジュリアード弦楽四重奏団演奏のレコード3枚組ものである。ジャケットもい
ささか古色。
バルトークの弦楽四重奏曲。実にすばらしい音楽である。鳥肌である。
音楽評論家の大木正興氏は、の曲との出会いを次のように書いている。
−−・・・バルトークの弦楽四重奏曲に初めて心を打たれたのは、実は演奏
会場でもなく、わが家のレコードを通じてでもなかった。それはずいぶん遅く
大学時代に、学部校舎の地下にあった暗くてうす汚い喫茶店でのことである。
何番の曲だかもうすっかり忘れてしまったが たまたまレコードが鳴っていて
そのような場所できくバルトークが何故妙に新鮮だった。その時の自分の心に
痛いほど鋭く響いてくるのを感じて、ほとんど胸をときめかせてたのをはっき
り記憶している。どうにも説明しようもないその不思議な音楽体験は、多かれ
少なかれ誰にもあるものではないだろうか。−−
バルトークは20世紀、現代に近い音楽家である。確かその音楽は、ちょっ
と気安く聴けるというものではないかもしれないが、何の先入感も持たずまず
は音楽に浸ってみることを薦めたい。
この弦楽四重奏曲6曲は、バルトークの魂の軌跡であり、混迷な時代の苦悩
・苦衷も表わしている。
最後の第6番は1939年の作品。ナチス・ドイツを逃れてアメリカへ渡る
決意をした彼が、祖国ハンガリーへの訣別の思いを込めて作曲したもの。全曲
を貫くその悲痛な訴えは、正にきくものの胸を打たずにはいない。それは単に
個人的な惜別の思いばかりではなく、人間全体の運命に対する深い憂慮をも込
めているのだと...。
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この稿を書いたのは数年前、それからエマーソンSQの全集(グラモフォ
ン盤)も購入した。バルトークのカルテットは全6曲録音されるケースが多い
ようだ。CDカタログを見ると、アルバン・ベルグSQ、ヴェーグSQ、エマ
ーソンSQ、ジュリアードSQ、タカーチェSQ、タートライSQ、バルトー
クSQなどが載っており、各四重奏団の精力を傾けた全曲演奏録音盤を選ぶこ
とが出来る。
UNCLE TELL
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バルトークの弦楽四重奏曲をキーワードにしてヤフーを検索して見ました
ハーゲンSQのバルトーク弦楽四重奏曲全集
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/cdreviews/2000-2/2000062601.htm
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
http://homepage1.nifty.com/yurambo/log/066.htm
「音楽と現代」バルトーク編
http://www.asahi-net.or.jp/~ZZ2T-FRY/bar.htm
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「アンクルのクラシック夜話」の読者数が1,000名を越えました。
どうもありがとうございます。バックナンバーは次のURLを
http://park.millto.net/~uncletell/YAWAB.html
私が発行しているもうひとつのメルマガ「千曲川通信」のバックナンバー
http://park.millto.net/~uncletell/chikumab.html
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私の発行している「アンクルのクラシック夜話」の各号の内容が、私自身が登
録したわけではないのですがヤフーやグーなど検索エンジンに掲載されています。
モーツアルトやベートーベンというようなおおざっぱのキーワードでは多すぎて
見つけるのが大変ですが、次のようなキーワードで入力したら最初から2、3ペ
ージまでに載っていました。(無論、「アンクルのクラシック夜話」やUNCL
E TELLでも出てきます)
クロイツエル・ソナタ、クロード・ドビュッシー、モーツアルト毒殺、マリー
・エルディーディ、音楽室の作曲家、ラ・フォリア、ブラームスはお好き?、グ
レゴリー聖歌、ベートーベンの筆談帳、ゴールドベルグ変奏曲、ベートーベン「
不滅の恋人への手紙」、セヴィリアの理髪師序曲、ハイドンの頭蓋骨、ベルリオ
ーズのレクイエム、ベートーベン チェロソナタ第3番
どうぞ一度試してみてやって下さい。
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●発行責任者:UNCLE TELL
●ご意見・感想・質問などは掲示板へ:
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メールは:uncletell@lycos.ne.jp
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頂いたメールは掲示板また文中で紹介することがあります。匿名、不掲載希
望の場合はその旨明記下さるようお願いします。
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「アンクルのクラシック夜話」バックナンバータイトル
・#53・20年ぶり、バルトークのカルテット
・#52・夭折の天才・アリアーガの弦楽四重奏曲3曲
・#51・グレッキ:交響曲第3番<悲歌のシンフォニー>作品36
・#50・ベ−ト−ベンと女性達3 ”出来れば唇にキスを.....”
・#49・チャイコフスキーとフォン・メック夫人の愛と友情と挫折(3)
・#48・チャイコフスキーとフォン・メック夫人の愛と友情と挫折(2)
・#47・チャイコフスキーとフォン・メック夫人の愛と友情と挫折(1)
・#46・ベートーベンの死と追悼ミサ・ケルビーニ
・#45・作家の愛したクラシック
・#44・モーツアルトの死とベートーベンの死
・#43・無人島へ持っていくCD5枚
・#42・コンチネンタルタンゴを聴きませんか?
・#41・音楽室の作曲家たち
・#40・ベートーベン チェロソナタ第3番イ長調 作品69
・#39・ベルリオーズのレクイエム
・#38・春の祭典
・#37・シューベルトはキノコちゃん?
・#36・乱雑・不潔の極め付き天才、ベートーベン
・#35・不器用の天才 ベートーベン
・#34・ゆがんでしまったバルトーク
・#33・ベートーベンと女性たち2
ベートーベン、行きずりの恋?
・#32・もうひとつのクロイツエル・ソナタ
・#31・ハイドンの頭蓋骨の長き放浪
・#30・クロード・ドビュッシーの女性遍歴(3)
・#29・クロード・ドビュッシーの女性遍歴(2)
・#28・クロード・ドビュッシーの女性遍歴(1)
・#27・モーツアルト毒殺(?)の新犯人(?)(3)
・#26・モーツアルト毒殺(?)の新犯人(?)(2)
・#25・モーツアルト毒殺(?)の新犯人(?)(1)
・#24・ベートーベンと女性たち1
マリー・エルデーディ伯爵夫人の場合
・#23・ブラームスはお好き?
・#22・エリック・サティとドビュッシー
・#21・神秘なる聖なるエンヤ!
・#20・チャイコフスキーとドビュッシー
・#19・ロマンチック&センチメンタルクラシック選(4)
・#18・ロマンチック&センチメンタルクラシック選(3)
・#17・ロマンチック&センチメンタルクラシック選(2)
・#16・ロマンチック&センチメンタルクラシック選(1)
・#15・グレゴリー聖歌とジュリー・ロンドン
・#14・クロイツエル・ソナタ
・#13・当世クラシック人気作曲家ベスト30
・#12・ラ・フォリア物語
・#11・他人の奥さんを散歩に誘ったベートーベン
・#10・給食の音楽とお掃除の音楽
・#09・鼻ぺちゃ先生とシューベルト
・#08・ベートーベンの筆談帳より
・#07・ベートーベンの「不滅の恋人への手紙」より(3)
・#06・ベートーベンの「不滅の恋人への手紙」より(2)
・#05・ベートーベンの「不滅の恋人への手紙」より(1)
・#04・バッハ「トッカータとフーガ」二短調
・#03・「ウイリアム・テル序曲」「セヴィリアの理髪師序曲」とロッシーニ
・#02・寅さんと島崎藤村とドビュッシー
・#01・バッハ「ゴールドベルグ変奏曲」
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