安曇野・白鳥観察館スナップ 
                              
                           

                                                                     (10.03)
            

・安曇野の白鳥飛来地の一つ、犀川白鳥湖の入り口。白鳥のマークの標識が見える。茶色の土手を越え、河川敷の中へ。長野道豊科インターからクルマで5、6分。河畔には芽吹き始めたヤナギの木々も。 ・奥に白鳥観察館が見える、河川敷の中の広場・駐車スペース。白鳥シーズンにはウイークディでもクルマが何台か。県外車も多い。堰堤に上がる階段も。                 
トレーラを改造した白鳥観察館。シーズン中は毎日オープン。アルプス白鳥の会が管理している。”白鳥が結ぶ人の輪心の和”のキャッチフレーズも。 ・白鳥観察館の入り口脇にある白鳥飛来数の表示板。毎日更新される。北帰完了ゼロになるまで掲示は続く。私はこの数字を見たいがために来ることもある。                                                                              
・白鳥観察館内部、イスが7個ほど、湖に向かって並んでいる。堰堤と同じ高さになっている。 ・”川をきれいに...”、環境・水鳥保護を呼びかけた児童のポスター
                
アルプス白鳥の会が長野県知事・豊科町長他受領した賞状が何枚か飾られていた。 安曇野文化大賞を受領した時の記事とグラフが...。
・”エサ代のカンパをお願いします”白鳥募金箱も。 ・光橋上から見た犀川光ダム湖(白鳥湖)、観察館は右側堰堤脇にある。06年7月の大雨でダム右側の堰堤が決壊し、その後の改修も経て、湖の様相が一変した。
・白鳥湖から4キロほど下流の犀川・御宝田遊水池。安曇野のもう一つの白鳥飛来地であるこちらの方が、鳥たちに接近して観察出来る。右側の掲示は、御宝田遊水池に飛来する水鳥のグラフ。 ・御宝田の河川敷内にある御宝田観察ハウス。以前は池に近い場所にあったが、06年の大雨洪水で流れ、土手脇に再設置。
                                                
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     「安曇野(あづみの)通信」2010/04/01(毎月1・15日発行)

 ”みすずかる信濃は北アルプスの麓、安曇野を中心に信濃の光と風、なつ
  かしきたべものたち、野の花、石仏、植物誌、そしてもろもろの考現学
  などエトセトラを、ユニークな(?)筆致でお届け!”ロマンとノスタ
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 安曇野白鳥たより・10−04・安曇野・白鳥観察館のこと

 安曇野に残留している白鳥もいよいよ残り少なくなって来た。3月29日現
在132羽である。2003年ことだったか、帰って来るまでは残っていてく
れよと念じつつ、30、31日と旅行に出掛け、帰って来て白鳥湖へ行ってみ
ると、1羽もいなかったなんてこともあったが、この4、5年の例だと、北帰
完了は4月にずれこんでいて、まあ3月中にいなくなることはないと思われる。

 ところで安曇野には、通称安曇野白鳥湖、犀川光ダム湖と犀川御宝田遊水池
と二つの白鳥飛来地があり、それぞれ「アルプス白鳥の会」、「御宝田白鳥の
会」というボランティアの保護観察団体があり、犀川の白鳥は「両会の会」の
方たちが毎日交代で給餌、白鳥観察小屋の管理や飛来地周辺のゴミの片付けな
どを行っている。白鳥湖畔にある白鳥観察館の外壁に、シーズン中、安曇野に
飛来滞留している白鳥の数が毎日掲示されている。

 この調査は、アルプス白鳥の会のスポークスマンでもあるIさんが、二つの
飛来地、昼間採餌飛行する狐島田圃を連日まわり、飛来数をカウントし発表し
ているものである。Iさんは、毎年1月行われる安曇野におけるガンカモ科鳥
類生息調査も環境庁の依頼を受けて行っている。白鳥の飛来数の調査は、毎日
の日課のようで、そのご苦労には頭が下がる。カウントした飛来数は、安曇野
市観光の「白鳥たより」にも数日おきに載り、ネット上でも安曇野に来ている
白鳥の数を確認出来るのがうれしい。

 白鳥湖畔の観察館は、河川敷、湖の堰堤脇にあり大きなトレーラーを改造し
たもの。シーズン始めに、所定の場所から移動し、シーズンが終わるとまた元
の場所に戻る。観察館は湖側にイス数個が並べられ、土手に上がらなくても、
ここから水面の白鳥やカモを観察出来る。観察館の中は白鳥やカモなど、安曇
野に飛来する水鳥の情報がいっぱいで、実に楽しくためになる。私もここで、こ
の「安曇野白鳥たより」を書くのに、どれだけ知識と情報を得たことか。

 先ず、安曇野に飛来する水鳥のカラー写真が壁に並んでいる、飛翔風景など
白鳥湖で撮ったカメラマン自慢の白鳥のフォトが何枚か、交尾しているものな
ど貴重なものも。白鳥湖に飛来した珍しいアメリカコハクチョウや、昨年暮れ
に飛来し私もこの安曇野白鳥たよりで紹介したサカツラガンの新聞記事なども
見える。シベリアにおけるコハクチョウの生態の記事と写真、また衛星探査で
わかった飛来コースの記事の切り抜きなど興味深い。

 つり針に引っかかったり、おもりなどの鉛中毒になる白鳥やカモの記事、児
童のゴミ捨て防止など環境保護を呼びかけるポスターも張ってあり、美しい信
州の景観作り功労賞など、長野県知事、長野県文化財保護協会、日本鳥類保護
連盟、旧豊科町など、アルプス白鳥の会がその白鳥や環境の保護等に対して送
られた表彰状も壁を飾っている。今シーズン加わった白鳥のラブリング行動の
4パターン、ラブリン行動の変形パターン、白鳥の水浴び5パターンの3つの
生態写真は、誰の作か目を引く。とにかく観察館の中は面白くワンダフル。安
曇野白鳥湖に白鳥を見に来られたら、ぜひ観察館の中もじっくり見学されるこ
とをおすすめしたい。
                    UNCLE TELL
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