信州中部、筑北村坂北の天台宗寺院、岩殿寺。中世には修験霊場として、境内に大小75社、12坊、4支院を有する大寺であったとされるが、その後、度重なる火災等により衰退しその面影はない。

 古い歴史を誇る岩殿寺だが坂北に住む友人の久保田氏の家の菩提寺でもある。この寺には伝統の火渡り護摩行が伝えられて、毎年、3月末の日曜日に行われる。私も13年、14年と取材し、昨年は来れなかったが今年で3回目、過去2回ともあいにくの雨天の中の火渡り行だったが、今年はみごとな晴天となった。

 太鼓が鳴り響き導師により火が付けられた後、大導師が願いを書いた護摩木を投げ込んで焚く。。火が収まると塩で清め、大導師・導師先ず渡り、その後参拝者が大願成就を祈願して続く...。合成写真2枚はは久保田氏撮影構成のもの。

 下段の新聞記事切り抜きは、地元ローカル紙記者、片岡望さんの記名記事。

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